EIFS湿式外断熱工法について①

建物をすっぽりと包み込む

EIFS湿式外断熱工法は、建物の外側をEPS(発泡スチロール)のボードで包み込み、その後にグラスファイバーメッシュを使った補強を施し、最後は塗り壁で仕上げを行う断熱工法です。建物内で行う断熱と違い、建物を断熱材ですっぽりと包み込むため、隙間のない施工が可能になり断熱・気密性が格段に向上します。内断熱工法は外気により壁が冷えるため(熱くなるため)、エアコンなどのエネルギー効率が悪く、屋外と屋内との温度差で内部結露が発生しやすくなります。比べて外断熱工法は壁は外気の影響を受けないため、エアコンにより壁までしっかりと暖めることができます。エアコンのエネルギー効率に優れ、壁内での内部結露の発生を防ぐことにもつながります。また、室内温度を安定して保つことができるため、天井面と床面の温度がほとんど変わらず、家全体がほぼ同じ室温となり、室内のどこにいても非常に快適に過ごすことができます。

 

建物を外気から守るメリット

イギリス、アメリカ、ドイツなどでは外断熱工法が多く採用されていますが、日本では内断熱工法が多く採用されています。日本の住宅寿命は約30年と言われており、住宅寿命が141年と言われているイギリスと比べると、なんと約1/5の寿命しかなく、先進国の中でも非常に短命なことが分かります。その要因のひとつに外断熱工法と内断熱工法の違いが挙げられます。躯体が外気の影響を受けないことが、家を長持ちさせているのです。家の中の快適さだけでなく、建物自体を守ることができるのも外断熱工法の魅力のひとつです。

「水に強い」、だから家が長持ちする

EIFS湿式外断熱工法では、ガーディアンと呼ばれる特殊な下地防水材を使用します。ガーディアンは塗るだけで防水ゴムになる液体塗料で、躯体に直接塗布することができます。水平面・垂直面・傾斜面・凸凹などどんな形状に対しても使用することができ、細い隙間や溝にも塗布が可能なので、複雑な開口部も隙間なくぴったりと密着します。ダンボールで作った箱の内側にガーディアンを塗布すると、中に水を入れても漏れることがないほど高い防水性能を誇ります。また、調湿機能を持つことも優れたポイントです。調湿機能とは、吸湿性能・透湿性能と同じで湿度を吸収したり放出したりする機能です。例えば、雨の中でも一番粒子が小さいと言われる霧雨(100μ)は透さず、水蒸気(湿気:0.0004μ)は透し室外へ放出します。そのため、外からの水はシャットアウトし、室内の余分な水分は外に吐き出すことが可能です。建物が劣化する最大の要因とも言えるのが「水」です。建物内部へ水が侵入することで、木材の腐食などが進み建物の寿命も短くなります。また、シロアリやカビを呼び込む原因にもなり、建物の劣化がすすむと共に、居住者の健康面にも影響を及ぼすことが考えられます。ガーディアンを使用することで、建物を短命にする「水」を遮断することができるのです。

 

EIFS湿式外断熱工法について

エコラボ41で取り扱うEIFS湿式外断熱工法は、建築物全体を断熱材ですっぽりと包み込む建築工法です。外側からオーバーコートのようにくるむことで外気温の影響を少なくし、「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な空間を実現します。呼吸をする水性防水ゴムのガーディアンと外断熱システムの融合により、耐久年数90年を実現した驚きの工法です。
EIFS湿式外断熱工法について

2020年3月4日
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